私がまだ悪ガキだったころの一乗寺は、評判のラーメン屋は天天有のみで、近くの病院に入院した時には、何度も天天有から出前でラーメンを運んでもらったものだ。そんなことも今は昔。ラーメン激戦区の今では考えられない。
私が一乗寺の名で連想するのは、宮本武蔵が吉岡道場一門と決闘したと伝わる「下り松」。
それと・・・
和菓子の名店『一乗寺中谷』。
丁稚羊羹(でっちようかん)といえば、この店の名をあげる人も多い。
販売だけでなく、店内に喫茶スペースがある。
入り口ドアは広く開くのだが、道路境界の段差が高めなのと、入り口が登り坂なので、手動車椅子だと力がいる。
事前のネットチェックで、それは分かっていたので、折りたたみスロープを持参してきた。
詩仙堂からの観光客でいっぱいの喫茶スペース。テーブル間隔が狭く、お店の人にテーブルを動かしてもらい、なんとか車椅子の入るスペースができた。
でっち羊かん&煎茶
竹の皮に包まれたまま出される「でっち羊かん」。
でっち羊かんに目の無いワタシ・・・。もう2切れ、いや、1本丸ごと出して欲しい。。。
栗むし羊かん&コーヒー
栗が贅沢に入っています。羊かんの甘さはしつこくなく、ほど良い甘さ。
コーヒーが、見た目ぜんざいに見える・・・
若旦那がパティシェの奥さんと結婚して、お店の商品に洋菓子が加わった。
正月用の餅の予約と、クリスマスケーキの予約が両方できるお店は初めて見た。
お店の押しは、もちろん「でっち羊かん」。
丁稚羊羹(でっちようかん)は、あんこと米粉を練って、竹の皮に包んで蒸した素朴なお菓子。
私の子どもの頃は、丁稚羊羹を売っている店も多く、また自前で作る家庭も多かった。
(我が祖母も作ってくれた。)
今では丁稚羊羹を食べたことのない京都人が増えている。
最近は栗を入れて高級和菓子として売り出す店もあるが、丁稚羊羹は、あくまで庶民が手軽に食べられるお菓子であってほしい。
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