私の記憶では半世紀前京都には食後30分皿洗いをすれば飲食料をタダにしてくれる餃子の王将が三軒あったと思う。
2020年、その最後の一軒『餃子の王将出町店』が惜しまれつつ閉店した。この店の閉店は新聞やテレビでもニュースになり、ネットでは嘆く人が多かった。
その『餃子の王将出町店』の店主が、同じ出町桝形商店街の中に餃子の店を出した。
いのうえの餃子
場所は行列のできるうどん屋「満寿形屋」の東隣。
お馴染みの張り紙も健在。
店内のカウンター席のみ。頑張れば車椅子が入りそうだったけれど、ほかの客に迷惑がかかりそうな気がしたのでテイクアウトにした。
私と連れで四人前の餃子を注文したら、店主が「から揚げは?」と聞いてきたので、つられてから揚げ一人前を追加した。
熟練の店主は商売上手である。
店の外に張られたメニュー。
餃子とから揚げを受け取り、帰路の途中、この日は晴天で賀茂川の河原で食べるのもありだと思った。しかしこの時は割り箸をつけてもらっていなかった。
しまったと思いながら家に帰った。
餃子
から揚げ
餃子は、餃子の王将の餃子と変わりなし。それはそれでよかった。もし味が大きく変わっていたら、そっちの方がガッカリしたであろう。
から揚げは値段以上のボリュームを感じた。お得であった。
リピートに値する店である。店内では食べずにテイクアウトばかりになるだろう。
家に持ち帰るだけではなく、賀茂川の河原でのんびりと食べてみたい。(トンビに要注意)
最後に一言。
「おかえりなさい。まだまだ頑張って。」
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